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2009年6月25日 (木)

実存

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 久米宏のクメピポ゜というTV番組で何週間前か、ゲストとして田原総一郎氏が招かれていた。氏の若き頃は12chの番組制作の仕事だったという。学生運動華々しい時、彼らの結婚式を番組にしたという。その時、花嫁から初めの床相手に氏が所望されたという。その状況の映像があるという。
久米氏の「何故ですか?」との問いに、氏は「実存」ですよ。と、答えていた。

 私としては、懐かしい概念だった。又、なんという展開だろうと笑ってしまった。
今の若者、いや!多くの人は意味不明かも知れませんね。

 実存概念は、世界の人間理解史の1シーンであろうと思う。
AD(紀元)後、神と教会の権威で人間性が萎縮して中世暗黒時代。万能の天才ダビンチ後ルネッサンスと称され、天才達が出現する。デカルトの良識、カントの理性、ヘーゲルの精神と人間認識が進む。産業革命後、社会に貧困と格差が生じて、社会発展の原理でもあり、パンを得るための階級闘争が意識され、共産主義が誕生した。哲学も、その貧困には無力であった。

 そんな時代に哲学は、人間を認識の対象から存在の意味を考え始めた。
ハイデガーは、人間を根拠を持たない存在、それを現存在と呼んだ。私は、世界内存在の現存在者で不安を覚えるとした。
サルトルは、人の現実存在を実存と言い、人の本質より先だと言い、自分は自分で作ると、主張している。
それが、実存主義の第一原理だという。ヒューマニズムだそうな。

 最近は、両氏のような問答が無くなりましたねぇ。
しかし、自己責任、自分は自分で作るのだが、何でも良いとは思えない。
営存は情報概念だが、「私は真利善美の行動規範によって、このように存在している」というものである。

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